2018年09月22日

父親の威厳」って、子育てに必要? 福田 由紀子(子育てガイド) 2018/09/20 19:45

父親の威厳」って、子育てに必要? 福田 由紀子(子育てガイド) 2018/09/20 19:45


威厳よりも「大人としての矜持」を
薄っぺらな「威厳モドキ」を振りかざしていたら、必ず嫌われます。これは会社の中でも同じですよね。暴力の正当化は、子どもを容赦なく傷つけ違和感を植え付けますが、その嘘(身勝手な言い訳)は、子どもが大人になる頃には必ずバレます。

威厳は「総合人間力」ですから、親になったからといって、一朝一夕に醸し出せるものではないですよね。ふんぞり返ってみても、言葉数を減らしてみても、子どもには「お父さん、どうしちゃったの?」と心配されるのがオチ。
「やさしいパパ」、いいではないですか。やさしいことを理由に、子どもに舐められることはありません。やさしさと甘さは違います。舐められるのはむしろ「言動に矛盾のある大人」なのではないでしょうか。人には厳しいのに自分には甘いとか、言っていることがコロコロ変わるとか。大人のずるさは、実は子どもにはお見通しです。


大人としての矜持」を大事にしましょう。社会のルールを守りながら、社会の一員として働き、生活している姿を見せること。自分らしく生き生きと人生を楽しんでいること。
子どもが「大人ってスゲエ」と思うのは、実は、日常の何気ない振る舞いだったりするのではないでしょうか。



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父親の威厳」って、子育てに必要? 福田 由紀子(子育てガイド) 2018/09/20 19:45
やさしいパパ」が増えてきた
地震・雷・火事・親父……。昔は「おそろしいもの」に数えられていた父親ですが、昨今は家事や育児を分担する男性も珍しくなくなり、「やさしいパパ」が増えてきました。

しかし、祖父母世代からは、最近の子どもが軟弱なのは「父親の威厳」がなくなったからだ、などと嘆く声もちらほら聞かれます。
「父親の威厳」とは、何なのでしょうか? 子どもを育てる上で、果たして必要なモノなのでしょうか?「やさしいパパ」は「威厳のない父親」なのでしょうか?

目指すは「星一徹」?
何年も前のことになりますが、PTA主催の教育講演会がありました。

講師の年配の男性は、子どもの頃、父親から暴力を受けながら育ったそうです。父親が暴れ出すと、漫画「巨人の星」の星一徹のようにちゃぶ台返しをする、父親の機嫌を損ねたら母親も自分も足腰立たなくなるまで蹴られる、など、大変な幼少期を過ごされたようでした。
しかし、結局は父親と同じように子育てをし、子どもが非行に走ったものの、殴って更生させたのでよかった。自分を殴って育てた父親に今は感謝している、「父親には威厳が必要」とのことでした。
補導された自分の子どもを警察署で殴りつけ、警官に止められたという話を、まるで武勇伝のように語っていました。また「子どもに愛情があるから、子どもが悪いことをすると悲しいし悔しい。だから手が出る」と暴力を正当化したり、「100回言葉で伝えるより、泣きながら一発殴った方が効果がある」など、「体罰・虐待のすすめ」のような内容で、頭がクラクラしたことを覚えています。
笑ったり頷いたりしながらこの講演を聞いていた保護者が少なくなかったことにも驚きました。自分の暴力的な子育てを肯定してもらったと思った父親がたくさんいたのかもしれません。しかし、子どもに暴力を振るうのは、「威厳のある父親」なのでしょうか?

威厳とは何か?
「威厳」を辞書で引いてみると「近寄りがたいほど、堂々としておごそかなこと」。「おごそか」は「重々しくいかめしいさま。礼儀正しく近寄りにくいさま」とあります。(デジタル大辞泉)

誤解している人、結構多そうですね。「おごそかで近寄りがたい」と「暴力を振るわれるのが恐ろしいから近寄りたくない」を、一緒くたにしていたりしそうです。親からすれば「子どもが近寄ってこない」という点で同じかもしれませんが、子どもからすれば、「尊敬」と「見下し」ほど違います。
「威厳がある父親」と「威張っている父親」とは違いますし、「寡黙な父親」だからといって威厳があるわけでもありませんよね。うそやごまかしが通じない、姿勢を正して真剣に向き合わなければならないと感じさせるような、静かで落ち着いた雰囲気を「威厳」というのではないでしょうか。
子どもを叱るとき、大きな声を出したり、声を荒げたり、叩いたりするなら「威厳のある父親」ではないのでしょう。威厳があれば、静かに教え諭すことで十分事足りるはずですから。

頑固オヤジは、卒業しよう
一昔前は、サザエさんの波平はカツオの頭をげんこつで殴っていましたし、ドラマなどにも夫が妻を張り倒すシーンが普通にありました。しかし、それらは「体罰(虐待)」や「DV」にあたりますので、今では表現も自粛されています。

「すぐに手が出る、頑固オヤジ」を現代風に評価すると「DVや虐待を日常的に繰り返している、家族と対話しようとせず自分の意見をかたくなに曲げない父親」とでもなるでしょうか。
その反対は「些細なことで感情的にならず、家族と丁寧に話し合うことで解決策を見出そうとする。相手の意見を聞いて、柔軟に自分の考えを修正していける父親」でしょうか。
以前は当たり前に行われていた学校での体罰も、今では大問題です。言葉によるコミュニケーションが以前よりもはるかに重視されてきています。頑固オヤジは、そろそろ卒業したほうが良さそうですよね?

父性的な機能は「社会のルールを教えること」
子どもに社会のルールや善悪を教えることは「父性的な機能」だと考えられてきました。今は共働き家庭も増えていますが、夫が外で働いて妻が家で家事育児介護という「性別役割分業」が当たり前だった時代に、社会との接点を多く持っていたのは圧倒的に父親だったからなのでしょう。

また、家長が絶対的な権力を持ち、家族を支配していた「家父長制」の時代には、家長が家庭内のルールも決めていました。女性は「子どもの頃は父や兄に、結婚してからは夫に、夫の死後(老いてから)は息子に従うもの」とされており、発言権を持ちませんでした。そうした背景もあったのでしょう。
「父性」も「母性」も、性別に関わらず、誰もが「両方」持っています。父親がより「母性的」だったり、母親のほうが「父性」が強い家庭もあるでしょう。ただ、子どもたちは「自分と同性の親」を、生き方のお手本(ロールモデル)にすることが多いようです。
暴力で人を傷つけるのは、どこから見ても「悪」いことです。暴力はいけないと子どもに教えておきながら、パートナーや子どもに暴力を振るっていたり、暴力に甘んじていたりする親を見ると、子どもは混乱します。そして、暴力の加害者や被害者になりやすくなります。暴力は、世代連鎖しやすいのです。

威厳よりも「大人としての矜持」を
薄っぺらな「威厳モドキ」を振りかざしていたら、必ず嫌われます。これは会社の中でも同じですよね。暴力の正当化は、子どもを容赦なく傷つけ違和感を植え付けますが、その嘘(身勝手な言い訳)は、子どもが大人になる頃には必ずバレます。

威厳は「総合人間力」ですから、親になったからといって、一朝一夕に醸し出せるものではないですよね。ふんぞり返ってみても、言葉数を減らしてみても、子どもには「お父さん、どうしちゃったの?」と心配されるのがオチ。
「やさしいパパ」、いいではないですか。やさしいことを理由に、子どもに舐められることはありません。やさしさと甘さは違います。舐められるのはむしろ「言動に矛盾のある大人」なのではないでしょうか。人には厳しいのに自分には甘いとか、言っていることがコロコロ変わるとか。大人のずるさは、実は子どもにはお見通しです。
「大人としての矜持」を大事にしましょう。社会のルールを守りながら、社会の一員として働き、生活している姿を見せること。自分らしく生き生きと人生を楽しんでいること。
子どもが「大人ってスゲエ」と思うのは、実は、日常の何気ない振る舞いだったりするのではないでしょうか。
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父親の威厳」って、子育てに必要? 福田 由紀子(子育てガイド) 2018/09/20 19:45
posted by ぴかママ at 09:37 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月14日

子どもの自己肯定感「ほめて伸ばす」は正しい? わが子を“自信満々の自己中”にしないために 2018/09/09 18:00 (ウーマンエキサイト)

子どもの自己肯定感「ほめて伸ばす」は正しい? わが子を“自信満々の自己中”にしないために 2018/09/09 18:00 (ウーマンエキサイト)

自己肯定感を持つのは大事」という言葉を、最近はよく耳にするようになりましたね。確かに「自分ならできる」という自己肯定感は高いほうが好ましいと私も思います。

けれど、自己肯定感だけを高めていくと、「自分は完璧な人間だ」と錯覚し、できない自分を認められず、周りの人や環境のせいにしてしまう…という別の弊害が生まれてしまうこともあるとご存じでしょうか?

わが子がそうならないために、子育てにおいて自己肯定感と同じく大切に考えていきたいのが「自己受容」。今回は、自己肯定感と自己受容の違い、それぞれの高め方について考えていきましょう。

「できる」自己肯定感、「許す」自己受容
最近、よく耳にすることが多くなった「自己肯定感」という言葉。この自己肯定感とは一体、なんなのでしょうか?
例えば、子どもが逆上がりができないとしましょう。その子が自分に対して、「今はできないけど、たくさん練習すればできるようになる!」と思えること、それを自己肯定感といいます。
「自分はできる!」と感じる自己肯定感に対して、自己受容は「とび箱は得意だけど、逆上がりができない…。でも、まあいいか」と自分に対して思えることです。それはつまり、できない自分でもありのままに受け入れられる、許せる感覚といえるでしょう。

■「わたしのせいじゃない!」アンバランスな自己肯定感
ここで大切なのが、自己肯定感と自己受容のバランスです。

たいてい問題が起きるのは、自己肯定感だけが高い場合。自己肯定感がいくら高くても、自己受容が低い人は、「自分はすべて完璧」「失敗するなんてありえない」と、できない自分を認められません。すると、失敗やトラブルの原因を周囲の人や環境に押しつける、自分大好き人間になってしまいます。

皆さんの周りにもいませんか? どこからくるのか分からない自信にあふれているけれど、いざ失敗すると「ダメだったのは、きっとあの人(もの)のせいだったんだ」と、すべて自分以外に押しつけてしまう人。

自己肯定感は、あくまで自己受容の土台の上に成り立つことで、初めて価値があるとイメージすると分かりやすいかもしれません。
自己受容は低いままに、自己肯定感だけが高まっていくと、「できないのは自分じゃなくて他人のせい」「自分はいつでも特別で、なんでもできる完璧な存在」と過信し、ますます、できない自分を受け入れられなくなってしまうのです。

■自己肯定感「親の働きかけはいつから? いつまで?」

自己肯定感と自己受容、どちらが欠けてもバランスが悪くなるので、同じように高めていくのが理想的です。

では、子どもの自己肯定感や自己受容はいくつくらいから高めることができるのでしょうか? 親が子どもの自己肯定感を高めるためには、一般的に3歳〜9歳までの間の働きかけが効果的とされています。
働きかけを始めるタイミングとしては、「うれしいね」「大好き」といった言葉がある程度理解できるようになる頃、大体3歳くらいからと考えておくといいですね。

9歳までと区切っているのは、子どもが親とのつながりから離れ、友だちとの付き合いなど社会のなかにある自分を意識し始めるのが、大体10歳くらいからといわれているため。これまでは親の言うことは絶対だと思っていた子も、自然と疑問を持ち始め、素直に受け入れづらくなる年齢です。

ただ、それは親主導で自己肯定感や自己受容を育む場合。子どもの精神の成長には個人差があり、10歳を過ぎている子がすべて、親の働きかけをまったく受け入れないというわけではありません。「もう無理か…」とあきらめるのは早すぎます。


■自己肯定感と自己受容、どうやったら高くなる?

では、具体的に親はどんな働きかけをしていけばいいのでしょうか? 

子どもの自己肯定感を高めるためには、まず「目標を細かく分けること」です。目標とするものは、スポーツや勉強など、なんでもいいと思います。

1つの目標を持たせ、難しすぎない課題をつくり、その課題を細かく分けて、親子で一緒に取り組んでみるといいですね。そして課題を達成できたタイミングで「できた!」と子どもと一緒になって達成感を味わい、たくさんほめてあげましょう。こうした流れを繰り返すことで、子どもの自己肯定感は高まっていきます。

一方、子どもの自己受容を高めるために親ができること、それは「楽しいね」「悔しいね」「すっきりしたね」といった感情を子どもに伝え、共感することです。

子どもがどう感じたのかを言葉にし、子どもの気持ちに寄り添うことを意識します。そして子どもができなかったことに対し「できなくてもいい。どんなあなたでも大好きだ」というメッセージを伝えることです。

できなかった自分、ダメだった自分。だけど、そんな自分も悪くない。そのままでも愛されているのだ、と子ども自身が思えるように寄り添ってあげましょう

そのうえで「またチャレンジしてみる? 次はできるかもよ」などと、子どもが「もうちょっと頑張ってみようかな」と思えるような声かけができるといいですね。

子どもの自己肯定感は「このままの自分、ありのままの自分でいい」という自己受容があってこそ、うまく機能していくものです。自己肯定感と自己受容、2つの違いを理解して、どちらも同じように大切にしていけるといいですね。

子どもの自己肯定感「ほめて伸ばす」は正しい? わが子を“自信満々の自己中”にしないために 2018/09/09 18:00 (ウーマンエキサイト)

posted by ぴかママ at 09:36 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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