2008年10月09日

ノーベル化学賞 海外に飛躍した先輩に学べ

ノーベル化学賞 海外に飛躍した先輩に学べ
2008年10月9日(木)1時55分配信 読売新聞
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 スウェーデンから、2日続けて、うれしい知らせが届いた。

 世界的な海洋研究センターとして知られる米ウッズホール海洋生物学研究所の元上席研究員、下村脩さん(80)に8日、ノーベル化学賞が贈られることになった。

 前日の物理学賞に続き、同じ年に両賞を日本人が受賞するのは2002年以来、2回目だ。日本人受賞者も16人になる。日本の科学の実績が積み上がり、世界に認められるようになったのだろう。

 下村さんは、発光するオワンクラゲから、緑色の蛍光を発するたんぱく質「GFP」を見つけたことが評価された。

 生物学研究に革命を引き起こした物質だ。共同受賞した米国人研究者2人が開発したGFP利用技術を使えば、生物の細胞がどう活動しているか、直接、見ることが可能になる。

 細胞内では、たんぱく質がいろいろな物質と反応している。例えば、インスリンを作る膵臓(すいぞう)のベータ細胞内でも、専用のたんぱく質が働いている。

 このたんぱく質にGFPをつけておけば、ベータ細胞が活動すると、蛍光を発するので分かる。

 がんや認知症の研究でも、この手法で、がん細胞の転移や、脳で細胞が壊れる仕組みに迫ることができる。40年以上前に発見された物質だが、今や動物実験では、基本の技術といってもいい。

 いつノーベル賞を受賞してもおかしくない成果だった。

 下村さんは、今年の物理学賞の受賞が決まった、米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎さん(87)と歩みが似ている。若いころ日本を飛び出し、米国人に伍(ご)して、大きな業績を上げた「海外流出組」の研究者である。

 今、日本の若手研究者に異変が起きている。米国への留学生が5万人近くいた2000年前後のピークから一昨年は約1万人減り、さらに減り続けている。

 米国では、科学研究の最先端分野で、厳しい競争が日常的に繰り広げられる。それに耐えて、勝ち抜くだけの能力を備えた研究者が減っている、という嘆きも日本国内でしばしば聞く。

 下村さんは、長崎の大学を卒業後、就職を目指したが、「君は会社に向かない」と言われ、名古屋大で研究者を目指した。そこでの成果が米国で注目され、飛躍へとつながった。

 ベテラン研究者の2日続けての栄誉だ。日本の若手も、大いに奮起してもらいたい。

<ノーベル化学賞>下村脩・米ボストン大名誉教授ら3博士に
物理学賞:益川教授ら日本人3氏に授与
<ノーベル物理学賞>受賞3人の著書、増刷決まる

ノーベル賞(スウェーデン語: Nobelpriset、ノルウェー語:Nobelprisen、英語: Nobel Prize)は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年に始まった世界的な賞である。(1年に1回、毎年行われる



posted by ぴかママ at 06:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ノーベル賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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