親が育てられない子供を匿名で預けられる『こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)』。熊本市の慈恵病院で2007年5月に運用が始まり、2007年度には17名、2008年度には25名の預け入れがあったという。
『こうのとりのゆりかご』の設置をめぐっては、「育児放棄を助長するのでは」「捨て子を容認するのか」といった反対意見も強かった。しかし、2年が経過した現在、ブログ『新ぱれんの日記』のように、「このような子供を受け入れる施設は作られて欲しくない」としながらも「生まれてきた子供の命を失ってしまうほうが辛い」と、存在が必要な面もあるという意見が増えているようだ。
また「深刻な悩みを抱える女性には頼れる場所になると思います」(windy's note)と母親の相談窓口として存在意義はあるという見方や、『LUNE(リュヌ)の日記』のように「親による虐待で死亡している子供たちもこれがもっと普及していれば助かっていたかもしれないのにね。永久に預けるのではなく一時的で環境が整えばいつでも引き取れることが理解されればもっといいのに」と、子供を守るという観点から積極的に支持する声もある。
「我が子を捨てるのは許せない」「親の責任は軽くない」という意見もあるが、親による育児放棄や虐待が後を絶たない現実を思えば、預けられた42名の子は命を救われたともいえる。“命”を第一に考えたとき、『こうのとりのゆりかご』が今の社会で必要とされるのは、やむをえないことなのかもしれない
熊本の赤ちゃんポストに新生児3人、7か月で計11人に(2007・12/12)
★★★
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